「穴あけ工事」は絶対に失敗しません!

新築住宅のエアコン工事で一番心配なのは穴あけ

エアコン工事で筋交いを抜かれた穴の写真

新築をご購入されたお客さまが、エアコン工事を依頼される際に一番心配なさるのが「穴あけ工事」です。

・ 筋交いを抜かれた!
・ 間柱を傷つけられた!
・ 何度も開け直しされて穴が大きくなっている!

なんてことをよく耳にします。

普段のお問い合わせでも、エアコン他業者さんの穴あけ手直し工事のご依頼を頻繁にいただきます。同業者の私たちが見ても、

どんな神経をしていたらこんなところに穴をあけられるの!?
新築ですよ!
お客さまの何千万円もする財産ですよ!
穴をあけたあなたは35年もローンを払う方のキモチがワカリますか!

と言いたくなるエアコン工事が多くて本当に驚かされます。
※左(スマホ画面は上)の写真はハウスメーカー様による修復作業時の写真です。

お客さまの中には設計士さんと4年にわたって打ち合わせをしてご新築を建てる方もいらっしゃいます。

お客さまのこだわり抜いた注文住宅でいざエアコンを取り付けるときに 工事人から「エアコンが設置できるスペースが狭いので、こちらにしか穴あけできませんがよろしいですか?」 と言われてしまえば、よほどエアコン工事に精通していない限り お客さまも「そういうことなら仕方ないですね…。」と納得せざるを得ません。

しかし、筋交いや柱を抜かないとエアコン工事ができないということはどんなことがあっても絶対にございません。

本来ならば工事人が外壁構造や間取りを熟知したうえで、筋交いや柱を避けて穴あけするのがプロフェッショナルです。

エアコン交換時に発覚する手抜き工事

Ex.1

エアコン交換時に発覚した穴あけミス

エアコンの手抜き工事や施工ミスの多くは、「交換時」や「壁内部に結露やカビが発生した」といった、なにかが起きた時に発覚することがほとんどです。

そのため、手抜き工事が発覚した時には「時すでに遅し」で、せっかくの新築10年保証が台無しになるうえ、工事をした業者さんとも連絡が取れず結局お客さまが泣き寝入りするケースが驚くほどございます。

左(※スマホ画面は上)の写真は注文住宅のリフォーム時に撮影したものですが、なんと17年間も使用していた現役の三菱エアコンです!(17年ですよ!? さすが霧ヶ峰!!)

すべて取り外してみると、壁の強度に影響を及ぼすほどアンカーボルトが蜂の巣のように打たれています。これは据付板を取り付ける際に下調べを怠った典型的な手抜き工事です。

一番驚くのは、平然と柱に穴を開けてしまっていることです。本来ならば壁内部をきちんと調べたうえで柱の位置に合わせて穴あけするのが正しい施工法です。

Ex.2

施工後に発覚した穴あけミス

こちらも手抜き工事の典型的な例です。きちんと下調べをしないで穴あけしたところ、筋交いに当たったため位置をずらして再度外から穴あけしたようです。写真では分かりづらいですが、中と外の穴位置がずれているためスリーブ(穴を保護する筒)が入りません。

業者さんに発泡ウレタン処理を強く勧められお願いしたそうですが、肝心の発泡ウレタンは配管の上に塗布されているだけで、ただの飾り状態です。

これならパテで隙間を埋めたほうがましなほどです。

穴あけの失敗をごまかすために発泡ウレタン処理したようですが、発泡ウレタンは外壁構造に合わせて適切に処理しなければまったく効果がございません。

また、間違った処理のまま放置するとウレタンが硬化し、徐々に隙間ができてしまうため逆効果となります。このようなところはカバーをしてしまえばお客さま自身では確認できません。

過去には、壁紙の染みを不審に思い壁をはがしてみたら、エアコンの結露で壁内部が水浸しになっていたということもあるように、手抜き工事や施工ミスはなにか不具合が生じたときや交換時にしか発覚しないのです。

工事の安さにひかれて「安物買いの銭失い」にならぬよう、くれぐれもお気をつけください。

新築専門エアコン職人の穴あけ方法

外壁構造を熟知しているからこそ、柱や筋交いを抜くことなく美しい穴あけができます。穴あけは100%保証いたしますので安心してお任せください。新築専門エアコン職人では以下のようにして穴あけを行います。

1. 据付板

エアコン室内機の取り付け位置

カーテンレールがある場合には「カーテンレール」と「専用コンセントの位置」を考慮し、室内機との外観バランスが良くなる位置に据付板を取り付けいたします。エアコンは性能上、ある程度天井から離して設置しなければいけません。

壁ギリギリに据付板を取り付けてしまうと指が入らずパネルの開閉やメンテナンスが困難となりますので、壁から数センチ離して設置いたします。専用コンセントの位置によっては電源コード(プラグ)が垂れ下がり外観が悪くなるため、適切な位置に据付板を取り付ける必要がございます。

カーテンレールがない場合には、のちほど「カーテンレール」をバランス良く取り付けできるよう考慮して据付板を取り付けいたします。

豆知識

カーテンレールをある程度窓枠から長めに取り付けすると日差しが入りにくくなり、遮光性が上がります。

2. 穴あけ位置確認

エアコン工事前。穴をあける位置に目印を付ける

据付板を取り付け、外に障害物がないことを確認したうえで穴あけ位置に目印を付けます。

3. 勾配

水平器で水が流れるよう勾配を付ける

意外と思うかもしれませんが、エアコンは水が出る精密機械ですので勾配をつけて取り付けする必要がございます。穴に対して逆勾配だったり水平に据付板を取り付けてしまうと水漏れしてしまうのです。

豆知識

室内機を設置して少し斜めに見える場合がございます。これは、天井自体がわずかに傾いていることがあるためです。大工も下請けの業者さんが多く、ピンからキリまでいらっしゃいますので、特定ハウスメーカーだから安心とも言い切れません。どこの業界も同じなのです。

4. 探り

壁内部に柱や筋交いがないか下調べ

壁内部に柱や筋交いがないか確認していきます。この作業精度が高いほど、柱や筋交いをギリギリ避けて穴あけができるようになります。簡単そうに見えますが、熟練の勘と経験を必要とする職人技です。

豆知識

「探り」を制する者はエアコン工事を制すると言っても過言ではございません。まるで壁が透明に見えるようにならないとお客さまのご希望を叶えるエアコン工事は困難だからです。一般的なエアコン工事は工事人都合によるものが多く、お家の外観や機能性、エアコン効率を考えた施工がなされていることは非常にまれです。

5. 穴あけ

エアコン工事。表面だけ穴あけする

柱や筋交いがないことを確認したうえで穴あけします。

6. 目視確認

目視で内部に筋交いや柱などないか確認

念のため表面だけをくり抜き、内部に柱や筋交い、電線等ないか確認します。

7. 内部確認

内部になにもないことを確認

断熱材を左右によけると外壁が見えました。ここまで確認できたら、いよいよ外壁を抜いていきます。

8. 穴あけ完了

無事、エアコン工事の穴あけ完了。

見事、柱・筋交いを避けて穴あけできました。

9. スリーブ

スリーブを挿入

穴を保護する筒状のスリーブを入れます。

豆知識

みなさん意外とご存じないのですが、湿気が多く木造が主流の日本の壁内には通気性を高める風の通り道があります。そのため、お家によってはスリーブを入れないと穴からヒューヒュー風が入り込んでくる場合があるんです。特に冬場がひどく、壁内部に結露やカビが発生するのも外と中との寒暖差が生じるためなんです。お家によってはコンセントから隙間風が入ってくることもあり、隙間風防止用のコンセントカバーがあるほどです。

10. 発泡ウレタン気密処理

発泡ウレタンとコーキングによる気密処理

壁内部(※発泡ウレタンはオプション工事)と、外側スリーブ周りにコーキング等の気密処理を施します。

適切に気密処理を施すことにより、壁内部はもちろん外と中の隙間が完全になくなるため、ゴキブリや水はおろか「風」すら通さない完全密閉となります。

豆知識

ハウスメーカー様によっては発泡ウレタンを義務付けている場合がございます。発泡ウレタン処理は基本的に最初の穴あけ時にしか行うことができません。発泡ウレタンは外壁構造に合わせて適切に処理しなければ全く効果がございませんので、くれぐれもお気をつけくださいませ。

11. 完成

室内機取り付け完了!

完成です。美しく取り付けできました。

重ねて申し上げますが、筋交いや柱を抜かないとエアコン工事ができないということは100%ありえません。

探りもせず、いきなり穴あけをするようなエアコン業者さんなら、その場ですぐに中断してもらいましょう。「安物買いの銭失い」にならぬよう、くれぐれもお気をつけくださいませ。

異なる穴あけ方法

穴をあけるコアドリル(刃)の素材や形状にはさまざまなものがございます。そのため外壁の種類によって毎回刃を使い分ける必要があり、穴あけの工程もそれぞれ異なります。特にタイル壁はもろく繊細にできているため、穴をあける刃の種類が異なるだけでヒビが入ったり割れたりしてしまいます。

このようなところも工事が完了してしまえば確認することができないため、エアコン交換の際にふたを開けてみたら「こんなことになっていたの!?」とならぬよう、くれぐれもお気をつけくださいませ。

タイル

タイル壁にあけたエアコン用の穴
くり抜いたタイル壁

外壁タイルは非常にもろく繊細なため、細心の注意を払いながら穴あけいたします。

そとん:モルタル系

そとん壁にあけたエアコン用の穴
くり抜いたそとん壁

完成したばかりのモルタル系外壁は、塗料が乾かないうちに力を入れて穴あけすると表面がもげてしまうため、力の入れ具合に気を付けて穴あけいたします。特に、こだわりの注文住宅に人気のそとん壁の場合は、内部のラス板に注意をしながら穴あけいたします。

ウッド:ログハウス

ログハウスにあけたエアコン用の穴
くり抜いたログハウスの壁

ログハウスの壁はとにかく分厚く、貫通するまでに非常に時間がかかるのが特徴です。時には美しい木目に合わせて穴あけすることもございます。

サイディング系

サイディングボードにあけたエアコン用の穴
くり抜いたサイディングボード

サイディングボードはコストパフォーマンスが非常に良いため、日本住宅の外壁材の半分以上を占めています。

ガルバリウム

ガルバリウムにあけたエアコン用の穴
くり抜いたガルバリウム

金属であるガルバリウムは、穴あけ後そのまま放置するとサビてしまうためコーキング処理を施します。ガルバリウムの上にカバーを固定する際にはサビ防止のためにステンレス製のビスを使用いたします。

コンクリート

コンクリートにあけたエアコン用の穴
くり抜いたコンクリート

コンクリートの厚さや種類にもよりますが、穴あけの中で一番大変でコストのかかる素材です。内部に鉄筋等がある場合には専用の道具を必要とし、かなり時間がかかるため業者さんの中には工事を断るところもございます。

新築専門エアコン職人の工事内容

工事内容、料金をさらに詳しくご説明

7つのお約束

新築専門エアコン職人の7つのお約束

新築専門エアコン職人は、社長自身の失敗を原点に「お客様に同じ思いをさせたくない」という決意から生まれました。弊社の一番の強みは『100%自社見積もり・自社工事』。お客様の不安を「感動」へと変える確かな施工と、行き届いたアフターメンテナンスをお届けできるよう、日々精進してまいります。

他社との違い

他社との工事の違い(気密・断熱・耐震性に配慮した施工)

お客様のご新築、間取り、ライフスタイルに合わせたご提案。経験豊富な職人の高い技術力。「美しい仕上がり」の工事はもちろんのこと、お家本来の機能性である「気密性」「断熱性」「耐震性」をそこなうことのないよう施工します。

料金プラン

新築専門エアコン工事の料金プラン

「安物買いの銭失い」と言われるように、価格だけで選ぶ工事には必ず理由があります。新築の工事は直しのきかない「ファースト工事」が大切。一生のご新築だからこそ、お客様にとって「これだけはゆずれない」条件を考え、提示価格と工事内容を丁寧に照らし合わせてください。

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